【ビクティニBWR争奪戦】で直近の優勝数が急増している注目デッキ、【エルフーンキュレム】を徹底解説!
相手に応じてアタッカーを使い分けられる柔軟性と、環境トップへの有利な立ち回りが魅力の構築です。
本記事では、デッキの強みやリストの紹介、採用カードの理由、基本的な回し方、注目デッキへの対策まで詳しく解説しています。
これから【エルフーンキュレム】を使ってみたい方、構築の参考にしたい方はぜひご覧ください!

ぜひ、最後まで読んでください!
【エルフーンキュレム】デッキの特徴
【エルフーンキュレム】デッキの強み
- 弱点を突かれにくい
- ベンチ狙撃できる
- デッキからエネルギー加速できる
①弱点を突かれにくい

メインアタッカーとなる【キュレムex】は、鋼弱点です。構築戦環境において鋼タイプメインで環境にいるデッキはほぼ存在しません。
弱点を突かれにくいことで、一撃で倒されてしまうことが少ないことは強みと言えます。
倒されないことでワザを使える回数が増え、相手の盤面によりダメージを蓄積させることが可能です。
②ベンチ狙撃できる
【キュレムex】のワザ「ブリザードバースト」は、バトル場に130ダメージとベンチにも相手がとったサイド枚数×10ダメージ与えることができます。
構築戦環境では、通常レギュレーションとは異なり、ベンチ狙撃からポケモンを守る術がありません。そのため、確実にベンチ狙撃が通ります。

たとえば、相手のexポケモンに【バッフロンex】のワザ「ゴールドブレイク」で200ダメージを与えておくことで、後からベンチに下がった手負いのexポケモンを倒すことが可能です。
サイドの複数枚取りができるため、サイドを一気取りして逆転で勝利も狙えます。
③デッキからエネルギー加速できる

【エルフーンex】のワザ「エナジーギフト」は、デッキから基本エネルギーを3枚まで加速できます。
一気に3枚エネルギー加速することで、アタッカーをすぐに育てることができ、次の番から攻撃に移る準備を整えられます。
【エルフーンex】と組ませることで、序盤の安定した立ち回りができる点が強みです。
サンプルデッキレシピの解説

デッキコード:MyEpSE-ADCVok-ppyXRM
採用カードの解説
【エルフーンex】

アタッカーにエネルギー加速できるポケモン。
ワザがどちらも1エネで使える点と、逃げエネが0なことが非常に優秀です。
2ターン目にはワザ「エナジーギフト」を使いたいため、進化前の【モンメン】含め厚めの採用を検討したいです。
【キュレムex】

ベンチ狙撃ができるメインアタッカー。
ワザ「ブリザードバースト」でベンチ狙撃し、終盤には手負いの相手ポケモンを複数取りできる点が優秀。
また、【エルフーンex】が苦手とする炎タイプに対して、【キュレムex】が弱点を突いて処理できるため、タイプ相性の補完としても優秀です。
【バッフロンex】

exポケモン相手に大きなダメージを出せるポケモン。
ワザ「ゴールドブレイク」で200ダメージ与えることができます。
たねexポケモンに対しては、200ダメージ削ることで、後から「ブリザードバースト」で同時きぜつを狙えます。
【テラキオン】

非ルールの闘タイプアタッカー。
前の番に自分のポケモンがきぜつしていれば、2エネで130ダメージ出せます。闘タイプのため、【バッフロンex】や【ゼクロムex】に対して弱点を突いて一撃で倒せる点が優秀です。
【エモンガ】

ワザ「なかまをよぶ」でたねポケモンの展開ができます。
構築戦環境では、ボールが1種類しかないため、ポケモンの展開がしにくいです。
ポケモンを展開できていないと、たね切れで負けてしまうことも多いため、ワザで序盤から安定して盤面を作っていける点が優秀。
【ハイパーボール】

構築戦で唯一のボール系カード。ポケモンの展開に必須のため、4枚採用です。
【ポケギア3.0】

毎ターン確実にサポートを使用したいため、最大数の4枚採用。
【トウコ】

序盤に使用したいサポート。
進化ポケモンとエネルギーをサーチできるため、【モンメン】さえ出せていれば、【エルフーンex】の準備を整えられます。
【クラウン】

構築戦で唯一の手札干渉。コイントスで引ける枚数が変わるため、安定感は低めです。
オモテが出せた場合、相手の手札を3枚にできるため、事故らせてそのまま押し切れるゲームもあります。
【プリズムエネルギー】

たねポケモンにつければ、すべてのエネルギーとしてはたらく特殊エネルギー。
異なるタイプのたねアタッカーが3種類採用されているため、使いやすい特殊エネルギーです。
進化ポケモンにつけた場合、無色エネルギー1個分になってしまうため、【エルフーンex】につけてもワザが使えない点は注意が必要。
デッキの基本的な回し方
先攻・後攻
後攻を選択します。後攻を選択して【エモンガ】の「なかまをよぶ」でたねポケモンの展開が理想です。
後攻1ターン目
このターンでは、盤面形成をしていきます。

理想的な盤面:
- バトル場:【エモンガ】
- ベンチ:【モンメン】2体、アタッカー1体
後攻2ターン目
【エルフーンex】のワザ「エナジーギフト」でアタッカーを育てます。

サポートは【トウコ】を選択することが多いです。進化ポケモンとエネルギーを一気に揃えられるため、【エルフーンex】がワザを使用する準備を整えられます。
後攻3ターン目以降
エネルギーを加速したアタッカーで攻撃を開始してサイドを進めていきます。
ダメージ効率を意識しながら、相手の盤面にダメージを蓄積させていきたいです。
たとえば、【バッフロンex】のワザ「ゴールドブレイク」で200ダメージを与えてから、ベンチの他のポケモンを呼び出して、ワザ「ブリザードバースト」のベンチ狙撃ダメージで2面取りできるのが理想です。
各対面で意識したいこと
VSゼクロム


【キュレムex】と【テラキオン】を中心に戦っていきます。
意識したいことは、サイドを早い段階で2枚取らないことです。サイドを2枚取ってしまうと、【ゼクロムex】の「ボルテージバースト」で【キュレムex】が一撃で倒されてしまいます。
【ボスの指令】を使いながら相手ポケモンを縛って、「きりさく」で盤面にダメージ蓄積させつつ、複数枚サイドを取れる状態にして、一気にサイドを進めたいです。
最後は弱点を突ける【テラキオン】で【ゼクロムex】を倒せるのが理想となります。
VSエルフーンバレット

相手のアタッカーに応じて出すアタッカーが変わります。有利が取れるアタッカーを選択して育てていきたいです。
たとえば、相手が【バッフロンex】から育ててくる場合、【テラキオン】を準備します。【レシラムex】を育ててくる場合、【キュレムex】を準備するなど盤面に応じて育てるポケモンを決めましょう。
どのアタッカーが出てくるか判断が難しい場合は、相手の採用エネルギーを確認することで、大体の想像がつきます。
【エルフーンex】採用のデッキと戦う場合、手札のトレーナーズを減らす動きが非常に重要です。減らしておかないと、ワザ「ワンダーコットン」で大ダメージを受けることになります。
アタッカーを「ワンダーコットン」で一撃で倒されてしまうことは避けたいです。
VSブルンゲルゾロアーク


基本的には【キュレムex】と【バッフロンex】を中心に戦っていきます。
【バッフロンex】は特性「アフロガード」によって受けるダメージを30軽減できるため、【ブルンゲルex】に非常に強く出られるアタッカーです。
たとえば「パワープレス」(50ダメージ)+【イグニッションエネルギー】込みの「パワープレス」(130ダメージ)を受けても、3回は耐えるため、突破されにくい耐久性能を持っています。
相手にとっては、【イグニッションエネルギー】付きの「パワープレス」を2回決めるなど、高い要求を強いられる点が優秀です。
【ゾロアーク】が相手のバトル場に出てきた場合は、130ダメージを出せる【キュレムex】での攻撃が有効です。
また、【エルフーンex】は【ゾロアーク】に対してワザ「ワンダーコットン」で弱点を突けます。相手の手札にトレーナーズが2枚以上あれば、一撃で倒すことが可能です。
【ブルンゲルゾロアーク】は中打点中心の構築であるため、逃げエネ0の【エルフーンex】を活かした受け回しも有効な戦術です。
ダメージを受けた【エルフーンex】はすぐにベンチに下げることで、【ボスの指令】などの呼び出しカードを使わせなければサイドを取られません。
複数体の【エルフーンex】を用意しておくことで、こちらはダメージを受けたら逃がしを繰り返すことで、相手にジワジワとプレッシャーをかけられます。
まとめ
【ビクティニBWR争奪戦】で大活躍している【エルフーンキュレム】デッキの解説をしました。安定したエネルギー加速と高いベンチ狙撃性能を兼ね備えたデッキです。

デッキを組んで遊んでみてください!
ポケモンカード公式サイトより画像を引用しております