【ビクティニBWR争奪戦】で使用率・優勝率ともにトップクラスの注目デッキ、【ブルンゲルゾロアーク】を徹底解説!
本記事では、構築の強みを紹介しつつ、デッキリスト、採用カードの理由、基本的な回し方、注目対面への立ち回りまで詳しく解説しています。
これから【ブルンゲルゾロアーク】を使ってみたい方、構築の参考にしたい方はぜひご覧ください!

ぜひ、最後まで読んでください!
【ブルンゲルゾロアーク】デッキの特徴
【ブルンゲルゾロアーク】デッキの強み
- グッズ、ポケモンのどうぐをロックして妨害できる
- エネ要求が少なく、先攻2ターン目から動きやすい
- 「イカサマ」で相手のワザをコピーできる
①グッズ、ポケモンのどうぐをロックして妨害できる


【ブルンゲルex】は特性「うみののろい」によって、相手のグッズとポケモンのどうぐを使えなくできます。構築戦において大きな役割としては、【ハイパーボール】を使えなくして相手の展開を遅らせることが一番強い点だと考えています。
進化前の【プルリル】も、ワザ「うみのかげ」でグッズロックが可能なため、進化できなかったとしても相手の動きを制限できるのも魅力です。


構築戦では、ボール系のカードが【ハイパーボール】しかありません。そのため、たねポケモンの展開をするには【エモンガ】の「なかまをよぶ」などのワザで展開するか、【ハイパーボール】で展開するかになります。
展開手段の【ハイパーボール】を使えなくできることは大きく、相手のデッキに【エモンガ】などの展開手段が採用されていなかった場合、たね切れを狙うことも可能です。
進化ポケモンにアクセスしにくくできる点も強く、【ハイパーボール】が使えないことで進化ができずにいるポケモンを狙って、倒すことで相手のテンポを崩すことができます。


進化ポケモンにアクセスする手段として、サポートの【トウコ】がありますが、【ポケギア3.0】が使えないため、進化ポケモンへのアクセスを妨害できている点も強いです。
また、ポケモンのどうぐも出してつけられなくなるため、【ふうせん】や【ブレイブバングル】をつけれない点も優秀です。
【ふうせん】と【ポケモンいれかえ】を封じられるため、ベンチのにげエネの重いポケモンを呼び出して、簡単にバトル場に縛ることができます。これにより、相手のテンポを奪い、こちらの盤面を整える時間を稼ぐことができます。
②エネ要求が少なく、早くから動きやすい

採用されているアタッカーの【ゾロアーク】、【ブルンゲルex】が共にワザのエネルギー要求が軽い点が優秀です。
【ブルンゲルex】は2エネで動くため、1ターン目に【プルリル】に手貼りさえできていれば、2ターン目に進化して「パワープレス」を使用できます。
【ゾロアーク】は悪エネルギーの手貼りで「マインドジャック」を使用でき、【イグニッションエネルギー】の手貼りで「イカサマ」を使用できます。
他のデッキと比べても、攻撃までのハードルが低く、高確率で先殴りができる点が強みと言えます。
先攻を取れた場合、後攻1ターン目に相手がポケモンを展開できず、先攻2ターン目でバトル場を倒して決着がつくパターンも多いです。
③「イカサマ」で相手のワザをコピーできる
【ゾロアーク】はワザ「イカサマ」で相手のワザをコピーできます。相手が強力なワザを持ったexポケモンで攻撃してきた場合、【ゾロアーク】の「イカサマ」が活躍します。
「イカサマ」が活躍する場面としては、
- サイドを2枚取られた状況で【ゼクロムex】の「ボルテージバースト」をコピーして一撃で倒せる
- 【エルフーンex】のワザ「エナジーギフト」をコピーしてエネルギー加速
- 【ドリュウズex】のワザ「がんせきおとし」をコピーして200ダメージ与える
上記以外にも様々な場面で「イカサマ」が活躍します。非ルールポケモンでexポケモンのワザを使える点が非常に優秀です。
サンプルデッキレシピの解説

デッキコード:yyyUpR-Twu5Tz-SSS2MM
採用カードの解説
【プルリル】

バトル場でスタートしたいポケモンのため4枚採用。
【プルリル】は、ワザ「うみのかげ」で20ダメージを与えつつ、相手のグッズを使用不可にする強力な妨害性能を持っています。
先攻2ターン目には【ブルンゲルex】に進化するため、ワザ使用の機会は少ないですが、進化できなかった場合でもグッズロックで妨害ができる点が優秀。
【ブルンゲルex】

メインアタッカー兼妨害役。
相手のグッズとポケモンのどうぐを使えなくして盤面形成を遅らせつつ、相手ポケモンを削れます。
超エネ+【イグニッションエネルギー】で「パワープレス」を使用できれば、160ダメージ出すことが可能。相手の非ルールポケモンを倒してサイドを進められます。
exポケモンに対しても、【イグニッションエネルギー】をつけた状態で「パワープレス」を当てられれば、2回の攻撃で突破が可能です。
exポケモンを倒せずとも、後続の【ゾロアーク】で「イカサマ」を使用すれば、大抵のexポケモンを突破できます。
【ゾロア】

早い段階でベンチに並べておきたいポケモンのため4枚採用。
展開役のポケモンを採用していないことと、ボールが少ないため4枚入れておきたいです。
【ゾロアーク】

非ルールのメインアタッカー。
【ブルンゲルex】を突破するために出てきたexポケモンのワザをコピーして大ダメージを狙えます。
「イカサマ」でexポケモンを倒せれば、倒されてしまったとしてもサイドを1-2交換できるため、ゲームを有利に進められます。
【ハイパーボール】

構築戦で唯一のボール系カード。どのデッキにも4枚採用が基本です。
【ポケギア3.0】

毎ターン確実にサポートを使用したいため、最大数の4枚採用。
【クラッシュハンマー】

コイントスにはなりますが、相手のエネルギーを1枚トラッシュできるのは強力。
相手の攻撃開始を遅らせることができる点が優秀です。
【トウコ】

序盤に使用したいサポート。
進化ポケモンとエネルギーをサーチできるため、アタッカーの準備をしつつ、エネルギー手貼りができます。
先攻1ターン目にバトル場の【プルリル】に手貼りができていれば、【トウコ】から【ブルンゲルex】とエネルギーをサーチしてきて動き出せます。
【クラウン】

構築戦で唯一の手札干渉。コイントスで引ける枚数が変わるため、安定感は低めです。
オモテが出せた場合、相手の手札を3枚にできるため、事故らせてそのまま押し切れるゲームもあります。
【イグニッションエネルギー】

メインアタッカーどちらにも使用できる特殊エネルギー。
【ブルンゲルex】の「パワープレス」を火力増強できたり、【ゾロアーク】の「イカサマ」を手貼りだけで使用できたりと活躍の場面が多いです。
自分の番の終わりにトラッシュしてしまう都合上、最大で4回しか使えません。できれば手札からトラッシュに送ったり、無駄使いは避けたいです。
【メロエッタex】の採用について

【メロエッタex】を入れた構築の強みとしては、
- 先攻を取れた場合、容易にサイドを進められる
- ミラーに強く出れる
- 1エネたねポケモンのため、殴り出しのハードルが低い
この3点が主な強みだと考えています。1つずつ解説していきます。
先攻を取れた場合、容易にサイドを進められる
特性「デビューライブ」があるため、先攻から殴り出しができます。先攻を取れた場合、相手のスタートポケモンをそのまま2回攻撃して倒せる可能性が高いです。
相手が【ポケモンいれかえ】などのベンチに下げる手段や、手貼りから逃がせなければ、先攻2ターン目にサイドを1枚進められます。ベンチに下げられたとしても、HP120以上のポケモンを出す必要があります。
ミラーに強く出れる
ミラーマッチの場合、先にサイドを進められるだけでなく、【ブルンゲルex】に110ダメージを1回入れることで、「パワープレス」160ダメージや「イカサマ」160ダメージで倒せるHPラインにできます。
テンポよく【ブルンゲルex】を倒すことができるため、ミラーマッチに強いです。
1エネたねポケモンのため、殴り出しのハードルが低い
スタートポケモンだった場合、超エネルギー手貼りだけで攻撃できます。【ブルンゲルex】や【ゾロアーク】は、どちらも進化のハードルや【ブルンゲルex】であれば手貼り2回が必要です。
他の採用されているアタッカーと比べて殴り始めのハードルの低さは強みと言えます。
一方弱みも存在します。弱みとしては、
- 【ブルンゲルex】から戦わないため、序盤の妨害性能が下がる
- HPが200と低いため倒されやすい
この2点が主な弱みとなります。
【ブルンゲルex】から戦わないため、序盤の妨害性能が下がる
【メロエッタex】を採用しない【ブルンゲルゾロアーク】との差別点としては、序盤の妨害性能です。【ブルンゲルex】から戦う場合、特性「うみののろい」でグッズとポケモンのどうぐをロックして、相手の動きを制限できます。
妨害することで相手の盤面形成を遅らせる強みがありますが、【メロエッタex】からスタートすることで、この強みを活かしにくくなります。
HPが200と低いため倒されやすい


HP200のラインは、環境に多い【ドリュウズex】の「がんせきおとし」や、【バッフロンex】の「ゴールドブレイク」で倒せるラインです。
【ブルンゲルex】のように高HPではないため、2回の攻撃に耐えれる可能性は下がります。
一撃で倒されてしまい、相手にサイドレースで有利に立たれると厳しい場面があります。
デッキの基本的な回し方
先攻・後攻
先攻を選択します。先攻を選択して先攻2ターン目に進化、攻撃開始を目指します。
先攻1ターン目
このターンでは、盤面形成をしていきます。

理想的な盤面:
- バトル場:【プルリル】
- ベンチ:【プルリル】、【ゾロア】2体
先攻2ターン目
【ブルンゲルex】で攻撃をしていきます。

【プルリル】を【ブルンゲルex】に進化させることで、グッズロックとポケモンのどうぐもロックできます。相手の盤面形成を妨害していきましょう。
サポートは【トウコ】を選択することが多いです。進化ポケモンとエネルギーを一気に揃えられるため、攻撃準備を整えることができます。
先攻3ターン目以降
【ブルンゲルex】の2体目、【ゾロアーク】を準備しつつ、攻撃をしてサイドを進めていきます。
「イカサマ」や「パワープレス」で一撃または、2回の攻撃で倒していきます。ダメージラインを意識しましょう。
- エルフーンex→「パワープレス」80ダメージ+「パワープレス」160ダメージ(イグニッションエネルギーつき)
- ドリュウズex→「パワープレス」80ダメージ+「イカサマ」200ダメージ(がんせきおとしをコピー)
- レシラムex、ゼクロムex→「イカサマ」230ダメージ(サイドを2枚取られた状態でワザをコピー)
- バッフロンex→「パワープレス」50ダメージ(30軽減)+「イカサマ」170ダメージ(ゴールドブレイクをコピー、30軽減)
- 非ルールポケモン(HP90以上)→「パワープレス」160ダメージ(イグニッションエネルギーつき)
「パワープレス」で80ダメージは、【ゾロアーク】の「マインドジャック」で補うこともできます。相手がベンチを展開してくれる状況であれば、「マインドジャック」+「パワープレス」できぜつを狙えます。
ダメージラインを意識できていないと、相手ポケモンを3回の攻撃で倒すことになったりと、サイドレースで不利になってしまいます。
確実に1回または、2回の攻撃で倒していくことを目指しましょう。
各対面で意識したいこと
VSゼクロム


【ブルンゲルex】→【ゾロアーク】の順で攻撃していきます。
【ブルンゲルex】でサイドを進めつつ、倒されたら【ゾロアーク】の「イカサマ」で【ゼクロムex】を一撃で倒しにいきます。
序盤は【ゼクロムex】が火力を出せないため、非ルールポケモンで戦ってくるパターンが多いです。【ブレイブバングル】を非ルールアタッカーにつけられていなければ、【ブルンゲルex】が多くの攻撃を受けれるため、有利に戦えます。
1体目の【ブルンゲルex】が倒されて相手がサイドを2枚進めた後は、【ゾロアーク】の「イカサマ」で「ボルテージバースト」をコピーして、一撃で倒していくことが可能です。
1体目の【ブルンゲルex】が倒される前に2体目の【ブルンゲルex】の準備をしておきましょう。
【ゾロアーク】しか盤面に用意していない場合、相手は非ルールポケモンしか展開してこないパターンがあります。
2体目の【ブルンゲルex】を押し付けられると、【ゼクロムex】で倒しにくることが多いため、準備しておいた【ゾロアーク】で倒せるのがベストです。
【ブルンゲルex】に強く出るために、【バッフロンex】を採用した構築が増えています。「パワープレス」50ダメージ(30軽減)+「パワープレス」130ダメージ(イグニッションエネルギーつき、30軽減)で突破できない点は覚えておきましょう。
2回の攻撃で突破したいため、【ゾロアーク】の「イカサマ」でダメージを稼ぎたいです。「パワープレス」2回で突破する場合は、【イグニッションエネルギー】を2枚消費することになるため、極力避けたいです。
VSエルフーンドリュウズ


【ブルンゲルex】→【ゾロアーク】の順で攻撃していきます。
【エルフーンex】はHPが230しかないため、「パワープレス」80ダメージ+「パワープレス」160ダメージ(イグニッションエネルギーつき)で倒すことが可能です。
「エナジーギフト」をしにバトル場に出てきたときに、まずは80ダメージ与えておきましょう。
エネルギーがついた【ドリュウズex】が次の番に出てくるパターンが多いです。【ブルンゲルex】が一撃は耐えてくれるので、次の番に「パワープレス」で80ダメージ与えておきたいです。
80ダメージ与えておけば、【ゾロアーク】の「イカサマ」で「がんせきおとし」をコピーして、200ダメージで倒すことができます。
エルフーン系統のデッキと戦う際に意識すべきは、手札のトレーナーズを極力減らすことです。手札の不要なトレーナーズはすぐに使ってしまいましょう。
手札に貯めておくと、「ワンダーコットン」で大ダメージを受けてしまいます。
VSブルンゲルゾロアーク(ミラー)


相手の【ブルンゲルex】をいかに早く倒せるかが鍵になります。
意識したいことは、他の対面と同じくダメージラインとベンチを絞ることです。
【ブルンゲルex】を1回または2回の攻撃で突破するには、
- 「パワープレス」160ダメージ(イグニッションエネルギーつき)×2回
- 「イカサマ」160ダメージ(パワープレスをコピー、悪弱点×2)×2回
- 「マインドジャック」120ダメージ(相手ベンチ2体、悪弱点×2)+「パワープレス」160ダメージ(イグニッションエネルギーつき)
- 「マインドジャック」180ダメージ(相手ベンチ3体、悪弱点×2)+「マインドジャック」120ダメージ(相手ベンチ2体、悪弱点×2)
- 「イカサマ」320ダメージ(エネルギー2枚+イグニッションエネルギーつき、悪弱点×2)
上記が代表的なダメージラインとなります。
【イグニッションエネルギー】を温存できるという意味合いで、「マインドジャック」120ダメージ+「パワープレス」160ダメージで倒せるのが理想です。
相手がベンチ展開してくれる場合は、「マインドジャック」だけで倒せます。
一撃で突破を狙うのは、【ゾロアーク】にエネルギーを貯めることになるため、呼び出し札で呼ばれて倒されてしまうリスクがあります。相手が余程動けない状況にない限りは狙うのが難しいです。
ミラーでベンチを絞りたい理由としては、相手の「マインドジャック」の火力を伸ばしたくないからです。
ベンチに3体以上並べてしまうと、「マインドジャック」2回で突破されることになります。手札にたねポケモンがいっぱいあるからと言って並べすぎには注意しましょう。
まとめ
【ビクティニBWR争奪戦】で大活躍している【ブルンゲルゾロアーク】デッキの解説をしました。安定感があり、妨害性能が強力なデッキです。

デッキを組んで遊んでみてください!
ポケモンカード公式サイトより画像を引用しております